中2 理科 / 化学変化と原子・分子 ㉓
㉓ 発熱反応・吸熱反応のまとめ
〜 熱の出入りと「化学エネルギー」で化学変化を整理しよう 〜
🎯 今日のめあてひもを引くだけであたたかくなるお弁当、まぜるだけで冷たくなる保冷剤——どちらも『化学変化』のしわざなんだ。化学変化が起こると、温度が上がる場合(実験A:鉄粉の酸化は20.0℃→75.0℃!)と、下がる場合(実験B:アンモニアの発生は18.0℃→2.0℃)がある。周囲に熱を出して温度が上がる反応を【発熱反応】、周囲から熱をうばって温度が下がる反応を【吸熱反応】というよ。では、その『熱』はどこから来るのだろう? じつは、すべての物質はそれぞれ固有のエネルギー=【化学エネルギー】をもっていて、化学変化が起こると、そのエネルギーの差が『熱』として出入りするんだ。発熱反応は『反応前>反応後』で、余ったエネルギーを熱として放出する(買い物のおつりをまわりに配るイメージ)。吸熱反応は逆に『反応前<反応後』で、足りない分をまわりから熱として吸収する。だから吸熱反応は『冷たさが出ている』のではなく、まわりの熱が吸いこまれているんだね。使い捨てカイロやあたたかいお弁当(発熱反応)、瞬間冷却パック(吸熱反応)——身のまわりの便利な道具は、化学変化の熱の出入りに支えられているんだ。
📚 学習の進め方
- STEP 1:まずスライドと音声で全体をつかむ
- STEP 2:インフォグラフィックで要点を視覚的に整理
- STEP 3:ワークシートで自分の手で書いて確認
- STEP 4:板書まとめでテスト前にもう一度
- STEP 5:確認テストで理解度をチェック
💡 全部やらなくてOK。自分の今の理解度に合わせて好きなところから始めよう。
1スライド・音声で予習
授業のスライドを開いて、流れをつかもう。音声解説もあるよ。
2インフォグラフィックで整理
大事なポイントを1枚の図にギュッとまとめたよ。クリックで拡大できる。
3ワークシートで書いて確認
授業中に使うワークシート。穴埋めしながら理解を深めよう。
4板書まとめで復習
黒板風1枚にまとめた要点。テスト前のチェックに最適。
5確認テストで力試し!
考えて答えを書いてから、最後の「解答と解説」で答え合わせをしよう。
問1
化学変化が起こるとき、周囲に熱を出して、まわりの温度が上がる反応を何というか。
答え:( )
問2
化学変化が起こるとき、周囲から熱をうばって、まわりの温度が下がる反応を何というか。
答え:( )
問3
すべての物質がそれぞれもっている固有のエネルギーを何というか。
答え:( )
問4
実験A(鉄粉の酸化)では、温度が20.0℃から75.0℃まで上がった。これは何反応か。
○ 発熱反応 ○ 吸熱反応
問5
発熱反応では、反応前と反応後で、物質がもつ化学エネルギーの大きさはどうなっているか。
○ 反応前 > 反応後 ○ 反応前 < 反応後
問6
吸熱反応で、まわりが冷たく感じられるのはなぜか。「熱」という言葉を使って説明しよう。
答え:( )
📖 解答と解説
問1
答え:発熱反応
周囲に熱を放出するので、まわりの温度が上がる。鉄粉の酸化(使い捨てカイロ)が代表例。
問2
答え:吸熱反応
周囲から熱を吸収するので、まわりの温度が下がる。アンモニアの発生や瞬間冷却パックが代表例。
問3
答え:化学エネルギー
化学変化が起こると、反応前と反応後の化学エネルギーの差が「熱」として出入りする。
問4
答え:発熱反応
温度が上がった=周囲に熱を出した=発熱反応。鉄が酸素と結びつく酸化の反応。
問5
答え:反応前 > 反応後
反応前のほうが化学エネルギーが大きく、余った分を熱として放出する。だから温度が上がる。
問6
答え:(キーワード:まわり・熱・吸収(うばう))
「冷たさ」が出てくるのではなく、まわりの熱が反応する物質に吸いこまれる(うばわれる)ため、まわりの温度が下がって冷たく感じる。
6一問一答で用語チェック
クリックで答えが出る一問一答パワーポイント。教室のテレビでもおうちでも、サクサク確認できるよ。
7解説動画でナレーション付きの復習
スライドを音声付きで通して見られる解説動画。タブレットでも視聴できます。
🌱 今日の自分にチェック
- 発熱反応・吸熱反応を、熱の出入りとまわりの温度変化で説明できる?
- 実験A(鉄粉の酸化)と実験B(アンモニアの発生)が、それぞれ何反応か言える?
- 化学エネルギーとは何か、自分の言葉で説明できる?
- 発熱反応は『反応前>反応後』、吸熱反応は『反応前<反応後』になる理由を説明できる?
- 吸熱反応で冷たく感じるのは『冷たさが出る』のではないことを、熱の言葉で説明できる?