問1
酸の H⁺ とアルカリの OH⁻ が結びついて水ができる反応で、残りの陽イオンと陰イオンが結びついたものを何というか。漢字1文字で。
答え:( ) (「えん」と読む)
問2
硝酸(HNO₃)と水酸化カリウム(KOH)の中和でできる塩の化学式を答えよ。
答え:( )
問3
水に溶ける塩を、水分の蒸発や水溶液の冷却で取り出す操作を何というか。漢字3文字で。
答え:( )
問4
硫酸(H₂SO₄)と水酸化バリウム(Ba(OH)₂)の中和でできる白い塩の化学式を答えよ。
答え:( )
問5
中和で水に溶けずに現れた固体(白い塊)のことを何というか。漢字2文字で。
答え:( )
問6
次のうち、X線(レントゲン)検査で胃の中を白く写すために飲む「水に溶けない塩」はどれか。
○ BaSO₄ ○ CaCO₃ ○ KNO₃ ○ NaCl
問7
石灰水に二酸化炭素を吹きこむと白く濁った。この白い沈殿の化学式を答えよ。
答え:( )
問8
ある塩酸 10 cm³ を中和するのに、水酸化ナトリウム水溶液が 15 cm³ 必要だった。同じ塩酸 30 cm³ を中和するには何 cm³ 必要か。
答え:( ) (単位は cm³)
問9
問8と同じ濃度の塩酸の「濃度だけ」を 2 倍にし、体積はそのまま 10 cm³。中和に必要な水酸化ナトリウム水溶液は何 cm³ か。
答え:( ) (単位は cm³)
問10
硫酸と水酸化バリウム水溶液をちょうど中和させると、電流はほとんど流れなくなる。その理由を「イオン」「沈殿」の2つの言葉を使って説明せよ。
答え:( )
📖 解答と解説
問1
答え:塩
答えは「塩(えん)」。中和は、酸の H⁺ とアルカリの OH⁻ が結びついて水ができる反応で、残った陽イオンと陰イオンが結びついた物質を「塩」といいます。塩化ナトリウム(食塩)も塩の一種ですが、硝酸カリウムや硫酸バリウムなど、いろいろな塩があります。
問2
答え:KNO₃
答えは KNO₃(硝酸カリウム)。HNO₃ + KOH → KNO₃ + H₂O。硝酸カリウムは水によく溶けるため、見た目は透明のままで反応が進みます。再結晶すれば塩を取り出せます。
問3
答え:再結晶
答えは「再結晶」。①水分を蒸発させる、または②水溶液を冷却することで、溶けていた塩を再び固体(結晶)として取り出せます。塩化ナトリウム(食塩)を作るときも同じ原理です。
問4
答え:BaSO₄
答えは BaSO₄(硫酸バリウム)。H₂SO₄ + Ba(OH)₂ → BaSO₄↓ + 2H₂O。バリウムイオン(Ba²⁺)と硫酸イオン(SO₄²⁻)がガッチリ結びつき、水に溶けず白い塊(沈殿)となって底に沈みます。↓は沈殿を表す記号です。
問5
答え:沈殿
答えは「沈殿」(ちんでん)。一方、水に溶ける塩を取り出す操作は「再結晶」。沈殿は溶けずに底に沈み、再結晶は溶けたものを固体として復活させる…と整理しておきましょう。
問6
答え:BaSO₄
BaSO₄(硫酸バリウム)。X線を通しにくいため、胃の検査で「あの白い液体」として飲みます。CaCO₃(炭酸カルシウム)はチョークや貝殻、CaSO₄(硫酸カルシウム)は石こう像やギプスに使われます。
問7
答え:CaCO₃
答えは CaCO₃(炭酸カルシウム)。石灰水=水酸化カルシウム Ca(OH)₂(アルカリ)と、二酸化炭素が水に溶けたもの=炭酸 H₂CO₃(弱い酸)の中和反応です。小学校で習った「白く濁る」の正体は、実はこの中和でできた水に溶けない塩 CaCO₃ だったのです。
問8
答え:45
答えは 45 cm³。酸の体積を 3 倍にすると、中の H⁺ の数も 3 倍になるので、中和に必要なアルカリの体積も 3 倍になります。これが「比例」の関係。15 × 3 = 45 cm³ です。
問9
答え:30
答えは 30 cm³。同じ体積でも、濃度を 2 倍にすると中の H⁺ の数は 2 倍にぎっしり詰まります。だから中和に必要なアルカリの体積も 2 倍。15 × 2 = 30 cm³。「濃いカルピスの原液を薄めるには、たくさんの水が必要」というイメージと同じです。
問10
答え:(キーワード:イオン・沈殿・BaSO₄・結びつく・水溶液中)
水溶液中のイオン(Ba²⁺ と SO₄²⁻)がすべて結びついて BaSO₄ の沈殿になり、水溶液中からイオンが消えてしまうから、電流はほとんど流れなくなる。一方、塩酸+水酸化ナトリウムでできる NaCl は水に溶けるため、Na⁺ と Cl⁻ がイオンとして残り、電流が流れます。「中和したら必ず電流が流れなくなる」は誤解で、塩の種類によって違うことに注意。