問1
小さな変化が積み重なって、突然大きな不可逆的な変化を起こし、もとにもどれなくなるかわりめを何というか。
答え:( ) (ティッピングポイントともいう)
問2
地球温暖化が生じている主な原因として、最も適切なものを選びなさい。
○ 化石燃料の消費による、大気中の二酸化炭素の急激な増加 ○ 森林が光合成をしなくなったこと ○ 海水が蒸発して雲が減ったこと ○ オゾン層に穴があいたこと
問3
生活排水や農地の肥料成分が海に流れ出したあと、赤潮が生じるまでの順に並べたものとして正しいものを選びなさい。
○ 特定のプランクトンが大量発生する → 赤潮が生じる → 水中の酸素濃度が低下する → 水生生物が死滅する ○ 水中の酸素濃度が上がる → プランクトンが減る → 赤潮が生じる ○ 海水温が下がる → プランクトンが死ぬ → 赤潮が生じる ○ 重金属が海底にたまる → 赤潮が生じる → プランクトンが増える
問4
重金属などの有害物質が食物連鎖によって濃縮され、人のからだにとりこまれて健康被害をもたらすことがある。このような社会問題を何というか。
答え:( )
問5
教科書があげている「生物の絶滅の要因」にあてはまるものを、すべて選びなさい。
□ 生息地の森林伐採などによる開発 □ 化学物質による汚染 □ 乱獲 □ 地球温暖化などの気候変動による環境の変化 □ 外来生物の影響 □ 里山の管理不足 □ 生物の寿命が短くなったこと
問6
集落と、それをとりまく森林、農地、ため池、草原などをふくめた地域を何というか。
答え:( ) (漢字2文字)
問7
市民から寄付を募り、土地を買って管理することで貴重な自然を守る手法を何というか。
答え:( )
問8
マイクロプラスチックが自然界からなくならないのはなぜか。「微生物」という語を使って説明しなさい。
答え:( )
問9
【発展】里山は、人が手を入れなくなると生物の多様性が失われてしまうことがある。それはなぜか説明しなさい。
答え:( )
📖 解答と解説
問1
答え:転換点
地球環境の変化が続くと、もとにはもどることのできない転換点(ティッピングポイント)が存在すると考えられています。平均気温の上昇が産業革命以前より2.0℃をこえると、この転換点をこえてもとにもどれなくなるという考え方があります。
問2
答え:化石燃料の消費による、大気中の二酸化炭素の急激な増加
温室効果ガスである二酸化炭素の濃度は、産業革命以降ずっと増え続けています。地球温暖化は、石油や石炭などの化石燃料の消費によって二酸化炭素が急激に増えたことで生じていると考えられています。真鍋淑郎(まなべしゅくろう)博士は、このしくみを明らかにして2021年にノーベル物理学賞を受賞しました。
問3
答え:特定のプランクトンが大量発生する → 赤潮が生じる → 水中の酸素濃度が低下する → 水生生物が死滅する
下水処理されていない生活排水や肥料成分が海に流れ出ると、特定のプランクトンの大量発生によって赤潮が生じます。すると水中の酸素濃度が著しく低下し、多くの水生生物が死滅してしまいます。
問4
答え:公害
有害物質は生物の体外に排出されにくいため、食物連鎖の上位の生物ほど高い濃度で蓄積します。これが人の健康被害につながると、公害の原因になることがあります。
問5
答え:生息地の森林伐採などによる開発 / 化学物質による汚染 / 乱獲 / 地球温暖化などの気候変動による環境の変化 / 外来生物の影響 / 里山の管理不足
教科書は絶滅の要因を6つあげています。①生息地の森林伐採などによる開発 ②化学物質による汚染 ③乱獲 ④地球温暖化などの気候変動 ⑤外来生物の影響 ⑥里山の管理不足。「寿命が短くなった」は要因ではありません。ニホンカワウソ(最後に見られたのは1979年)やニホンオオカミは、すでに絶滅してしまいました。
問6
答え:里山
里山(さとやま)は、人間と自然が共存してきた場所です。関東ではコナラやクヌギを中心とした雑木林(ぞうきばやし)が多く、人が適度に手を入れることで明るい林が保たれ、カタクリやキンランなどの希少な植物が育ちます。
問7
答え:ナショナル・トラスト
ナショナル・トラストのはじまりは、イギリスの湖水地方の自然と景観を守るために行われた活動です。日本では、東京都と埼玉県にまたがる狭山丘陵(さやまきゅうりょう)で行われています。中学生や高校生などの若者が参加することも、活動を盛り上げることにつながります。
問8
答え:(キーワード:微生物・分解できない・紫外線・風化作用・細かく)
プラスチックの多くは石油からつくられており、微生物のはたらきによって分解できないものが多いためです。さらに、環境中に放出されると紫外線や風化作用によって細かくなり、マイクロプラスチックとなって生物のからだの中に入りやすくなります。
問9
答え:(キーワード:手入れ・明るい林・希少・管理・雑木林)
里山の雑木林は、人が落ち葉を集めたり薪をとったりして手入れをすることで、日光の入る明るい林として保たれてきました。管理されなくなると林が暗くなり、カタクリやキンランのように明るい林を必要とする希少植物が育たなくなってしまいます。「保全」は自然を放っておくことではなく、人が積極的に関わって環境を維持することなのです。